一度は経験ないですか?
仕事にも慣れてきたあたりで、「このやり方、無駄じゃないかな」とか「こうした方がいいのに」なんて思うことが出てきて、先輩社員や上司に提案してみたのに、
「前からこのやり方だから」とか「あなたは別に企画しなくていいの」なんてこと。
なんで自分のアイデアは評価されないのか、そのモヤモヤにお答えします!
■そのアイデアは誰のため?
アイデアを出す時によく陥りがちなのが、そのアイデアは誰のために良くなることかはっきりしていないということ。先輩の仕事を減らすため?それともお客さんのサービスの質を上げるため?それともあなたの仕事を楽にするためのもの?
誰のためのアイデアか分からないから、先輩や上司は「いいね」と判断できないことがけっこうあります。
ポイントはそのアイデアが自分ではない他人のためということ。
人は誰かのためなら許可を出しやすいもの。
でもそれがあなたのためだったら、きっと先輩や上司はこう思うでしょう。
「自分が楽したいだけだろ」と。
あなたがそう思ってなくても、先輩や上司がそう思う確率は高いです。
人間は基本的に変化を嫌います。現状維持バイアスという心理が働き、今のままでいたいと無意識に思います。変化することはやり方が変わるので、めんどくさいです。
なのにあなたはどうしてめんどくさいことをやるのか?
きっと自分が楽が出来るようになるから提案してきているんだと。
だから誰のためのアイデアなのかはっきりさせておくことが、誤解を招かない大切なことなのです。
■実現可能性は?
そのアイデアがすぐに実現できる可能性は高いかも重要なポイントになります。
いいアイデアでも浮世離れしていては誰も説得することが出来ません。
例えばあなたが販売員をしているとしましょう。
プライベートでユニクロで買い物をした時に、精算は今やバーコードを自動的に読み取り、セルフレジに金額が表示され、自分で精算をします。
あなたはそれを経験し、「これはいい!」と思いました。
そこで後日「私達の会社、店舗にも導入しましょう!」と提案します。
ここで一度立ち止まって考えてもらいたいです。
そのアイデアは良いものかもしれません。
しかし、そのシステムを導入するのにどれほどの投資をしなければならないのか、
そして、導入したら売上は伸びるのか?
導入しても売上が伸びなかったら、その投資は赤字です。
そのような実現可能性を考えないとアイデアを出すだけでは、評価はされません。
逆を言えば、実現可能性が高いアイデアを出せば、通過しやすいということ。
■嫌われている可能性
哀しいかな。私達人間は感情の生き物です。好き嫌いが存在し、単純に嫌われているので、アイデアを評価しないということがあります。
人事部として役員や部長、課長級と評価の場面に立ち会ってきて、基本は公平に評価を下していましたが、好きな社員を優遇しているもしくは高評価をしている場面はありました。
ゴマをする必要はありませんが、わざわざ嫌われるようなことをするのは損です。
最後に
自分のアイデアや企画が通らない人のためにその理由と対応方法をお伝えさせて頂きました。あなたの提案するアイデアは誰のためで、実現しやすいか考えれば、評価されますので、是非とも実践してみてください。
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