仕事をしていると誰しも訪れる怒りの感情。
ミスをしても謝罪しない後輩、無理難題の仕事を振ってくる上司、口だけは達者で何もしないオジサン社員、ネチネチと批判してくる先輩社員。。。。
いい加減にして!と叫びたくなっちゃいますよね。
本日はついつい怒ってしまう自分をコントロールする方法をお伝えしていきます。
怒ったら、数秒の深呼吸!
もう堪忍袋の緒が切れた!我慢できずに怒りそうなそこのあなた!
ちょっと待ってください。
そのまま感情に任せたまま怒ってしまうといつものように後で後悔の念にされされますよ。
本来人間は動物のように怒ったらすぐに手を出したり、罵倒することはめったになく、
一旦怒りの感情を吐き出す前に我慢をしています。
この我慢が出来る長さは人によって異なっており、長い人もいれば短い人も。
短い人になると1秒も我慢できずに感情を吐き出してしまう方もいる中で、世間では特にこの我慢の出来る長さの短い人が、短気などと呼ばれています。
あなたはどれくらい我慢できますか?
ここでお伝えしたいのが、この我慢の出来ている瞬間がチャンスなんです。
一旦、深呼吸をしてみてください。
もちろん1回の深呼吸ではなく、数回深呼吸をしてみるのがポイント。不思議と怒りの感情が弱まって落ち着きますよ!
怒りの感情が弱まれば、「まぁ、いいか」と許せる余裕も出てくるんですね。
まずは、一旦深呼吸をしてみてみましょう!
怒りは2次感情
あまり知られていないことなのですが、怒りは2次感情と呼ばれています。
感情には1次感情と2次感情があり、1次感情が発生しないと2次感情は生まれません。なので1次感情を理解すると2次感情をコントロールすることが出来るようになります。
これだけだと分かりづらいので具体的に例を用いて説明します。
【具体例】
後輩にある仕事を3日後までに完了するよう依頼しました。
すると後輩はこともあろうか、まったく手を付けずに3日後の期限を迎えたのです。
もちろんあなたは怒り心頭!
でもちょっと待ってください。この怒りの感情の前に、あなたには後輩に仕事を完了してらいたいという「期待」の感情が発生しているんです。
(まぁ、この感情に気づかない人が大多数ですが・・・)
期待しているから仕事を依頼するのであって、そもそも最初から「この人に依頼しても完了は出来ないだろうな」と期待できない人に依頼はしません。
1次感情・・・期待
2次感情・・・怒り
この「期待」という感情を裏切られたからあなたには2次感情の怒りが生まれたのです。
想像してみて下さい。期待してない人に怒ったりしますか?
むしろ「あきらめ」や「情けなさ」などの感情を抱くと思います。
なので、期待はするけれども過度に期待はしない、もしかしたら完了しないかもしれないという気持ちを持てば、もし完了してなくてもそこまで怒ることはなくなると思います。
きっと「まぁ、仕方がないかな」という気持ちがわいてくると思います。
人の現状のレベルは人それぞれ。自分と同じレベルを求めない
これは特に真面目な人に陥りがちな罠なんですね。
日本人は勤勉で真面目と言われています。それゆえに自分の出来るレベルを他人にも求める傾向が非常に強い。
しかも同じレベルを求めていることすら、当事者は気づいていないから厄介です。
考えてみて下さい。
今のあなたはいろんなことを経験し、学んできたからこそ、今の仕事のレベルをこなせるんです。入社当初や若手のころと同じレベルですか?
きっと違うはずです。
なので自分の後輩や部下にあなたと同じレベルを求めるのは酷というものです。
人にはそれぞれの現状におけるレベルがあり、成長スピードもバラバラ。
これを知っているのと知らないのでは、怒りの感情が出るか出ないかは雲泥の差です。
最後に
今回は怒りをコントロールする方法をお伝えしました。すぐに全部が出来るようになるのは難しいかもしれませんが、出来るようになると効果絶大!!
これで短気を治せば、良好な人間関係が築けますので、是非とも活用ください。
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